社員インタビュー Interview

技術開発部

研究開発者としての夢と技術を
最大限に追求できる、最高の環境。

T.Oさん(北陸先端科学技術大学院大学卒/入社2年目)

― 具体的な仕事内容を教えてください。

当社の技術開発部は、研究、開発、品質保証、技術情報調査などの業務を担っており、 その中でも私は材料研究の業務に従事しております.
顧客のニーズや当社のもつシーズを新しい事業の種として育てるような仕事で、これまでによく知られた物質から新しい用途を見出し、一つの商品を生み出したりもします。
材料研究業務は新しい用途を見つけるために、材料が持つ物性や形態などを制御する技術の開発に努めています。

― 仕事のやりがいを感じる時はどんな時ですか?

研究業務に従事させていただいていますので、それ自体やりがいのある仕事です。仮説をたて、実験し、得られた物質を分析し結果を評価するという一連の流れを、日々行うことが楽しいです。
企業で研究をするということは、当然ながら経済性が重要です。実験の結果がどのように事業化へつながるか、生産性はどうか、そもそも生産可能かなどの点にも気を配りながら製品を生み出していくことに非常にやりがいを感じます。
また、研究業務のほとんどがくりかえし作業でないこともやりがいの一つです。同じようなことをやっていても同じことはない。昨日と今日、今日と一か月後は間違いなく違うことをしています。停滞や倦怠に悩まされることがない点でやりがいがあります。

― 仕事の夢はありますか?

当社は創業時から石灰の製造に従事し、近年に新しい事業としてベーマイト事業を立ち上げました。第一の石灰、第二のベーマイトという事業の柱があり、経営の中核です。技術開発部の材料研究担当班の使命は、第三の柱となる物質の研究です。研究を通じ、事業化につながる技術の開発を行うことが私の夢です。

― 河合石灰工業に入社を決めた理由は?

私は学生時代無機材料に関する研究室だったこともあり、就職活動を行う上で第一に無機材料を扱うことのできる企業を探していました。そんな中、就職情報サイトを巡回しているときにみつけたのが当社でした。当時「石灰業」という業界自体知りませんでしたが、考えてみると中学校の理科の授業や学校の校庭で使用される白線、家庭菜園の肥料用途など、石灰が自分の生活に身近なものであることに気がつき調べるようになりました。
そこで石灰の工業用途が鉄鋼業と密接な関係を持つこと、日本で唯一自給可能なミネラル資源だということを知り、非常に魅力的に感じました。
また、同じ石灰業でも石灰関連商品(つまりカルシウム系材料)を取り扱っている数少ないメーカーであること、既存の石灰製造技術とその関連商品の製造技術を見事に展開し、新しい商品であるベーマイトを生み出した技術開発力に魅力を感じ、技術職として働くうえでこれほど良いところはないと考え、当社を志望しました。

― 休みの日は何をされていますか?

基本的にインドアなので、もっぱら休日はアニメを観て過ごしています。最近は特に邦画にはまっていて映画館に観に行くことも多いです。それ以外の時間はほとんど本を読んで過ごしています。本屋に行って数時間ふらふらとさまよったうえで、数冊まとめ買いすることがたまらなく好きで、これが私のストレス発散法になっています。
長期休暇があると旅行に行くこともあります。国内旅行だけでなく海外旅行も好きです。テレビやインターネットの普及でなんでも簡単に観ることができるようになりましたが、やはり現物に近づく、現物と同じ空間にいるという共有体験は格別なものがあります。本で読んだ場所やテレビで観た場所に自分の足で立っているという経験ができる、そんな旅行が大好きです。

― 就職希望者へ一言お願いします。

学生時代の恩師がよく引用していた言葉に「明日死ぬと思って生きろ、永遠に生きると思って学べ」というものがありました。インド独立の父ガンディーの言葉です。
正直、偉人のことばというのは誇大で非現実的で、そのまま実現できる人間などほとんどいないと思いますが、生きることを目的に学ぶ姿勢というのは学生時代にもっておくと非常によいです。
膨大な知識の集積を考えると一人の人間が学ぶことのできる知識は限られてきますが、一個人として生きるために必要な知識を学ぶという姿勢を持つとおのずと何が必要になるかわかるのではないでしょうか。

1日のスケジュール

6:00起床
7:00読書、出勤
8:00始業、朝礼、打ち合わせ
9:00試験/実験
12:00昼食
13:00試験/実験
16:00結果まとめ、翌日準備
17:00終業、帰宅
18:00夕食
19:00映画鑑賞、読書など
22:00就寝