当社では、ベーマイトをベースとした材料開発を行っています。その一例を紹介します。
これまで、γ-アルミナはナノサイズの粒子の凝集体が一般的でした。当社のγ-アルミナは、粒子径、粒子形状を制御したベーマイトをベースとしています。
粒子径・粒子形状・比表面積等の制御が可能なため、固体酸触媒、触媒用途、吸着剤、増粘剤等の用途以外に、充填剤(フィラー)用途にも適しています。
・固体酸触媒、触媒担体、吸着剤、増粘剤、フィラー
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α-アルミナは、高い熱伝導率・体積抵抗率という優れた特性を示す一方で、粉体密度が大きい、モース硬度が高いという問題がありました。
エアロアルミナは、粒子径、粒子形状を制御したベーマイトをベースとした、粒子内に気孔を有した結晶の緻密化が進んでいないα-アルミナです。
一般的なα-アルミナと比較して、粉体密度が小さい、やわらかいといった特長があります。
熱伝導性フィラー、補強材、研磨材、セラミックス原料等に利用できます。
・熱伝導性フィラー、補強材、研磨材、セラミックス原料
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チタン酸アルミニウムは低熱膨張材料として知られており、セラミックス分野で利用されています。
一般の粉末状チタン酸アルミニウムはセラミックス用原料であるため、樹脂やゴム用の充填剤(フィラー)には適しておりません。
当社は、析出法をベースとして、白色度が高く、粒子径が揃ったチタン酸アルミニウムフィラーを開発しました。
低熱膨張性フィラー、高誘電率材料、セラミックス原料等に利用できます。
通常タイプに加え、チタン酸アルミニウムの高温(900~1100℃)での分解しやすさを克服した分解抑制タイプがあります。
・低熱膨張性フィラー、高誘電率材料、セラミックス原料
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窒化ホウ素は熱伝導率が高い、体積抵抗率が高い、粉体密度が小さい、モース硬度が小さいといった優れた特性を有していますが、樹脂への親和性が低いという大きな課題があります。
当社では、独自の方法を用いた窒化ホウ素の表面改質技術を開発しました。
表面改質処理によって粒子表面が活性化されるため、樹脂への親和性の改善、充填性や熱伝導率の向上等が期待できます。
「窒化ホウ素の表面改質処理」を引き受けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
・熱伝導性フィラー、潤滑剤
ゼオライトは古くて新しい材料であり、工業触媒や吸着剤をはじめ、最近では自動車や発電所から排出されるガスの処理や蒸発塔に代わる分離膜などの分野で注目されています。ゼオライトの一つの課題は価格で、高価な構造規定剤(SDA)のほか、アルミナ源にも高価なナノベーマイトなどが使用されております。
当社は、より安価なアルミナ源として製品名「ZAL」を開発しました。
ぜひ一度お試しください。