ベーマイトは天然にも存在するアルミナ水和物の一種です。
河合石灰工業では、独自の技術によってベーマイトの量産化に成功しました。
さらに形状、サイズを自由にコントロールすることが可能です。

■ 特徴

• ・形態制御が可能（キューブ状、板状、鱗片状、針状等）
• ・低アスペクト比から高アスペクト比まで制御可能（アスペクト比：2～40）
• ・粒子サイズの制御が可能（0.3～9μｍ）
• ・樹脂中での分散性が高い
• ・樹脂との濡れ性が高い
• ・高アスペクト比を有する板状、鱗片状は高い面内等方向性を持つ
• ・高アスペクト品は樹脂に複合すると機械的強度が上がり、光輝性を有する
• ・400～550℃で脱水・吸熱が起こるため、成型温度の高いエンジニアリングプラスチック等の難燃剤・難燃助剤に最適
• ・有機溶媒、酸・アルカリに強い
• ・耐候性が高い

■物性

• ・化学式：AlOOH　（または　Al₂O₃・H₂O)
• ・真比重：3.04g/cm³
• ・溶解度：水に不溶、酸アルカリにほとんど不溶
• ・モース硬度：3.5～4.0
• ・分解温度：450℃で脱水
• ・屈折率：1.64
• ・色：白色粉末

■用途

難燃剤、難燃助剤、補強材、光輝材、熱伝導、研磨材、ガスバリア付与

■ラインナップ

• BMT
• BMB
• BMF
• BMI

　従来のベーマイトの熱伝導率は低く、放熱用途ではその特性が十分ではありませんでした。
　当社は、特殊な方法を用いてα-アルミナ同等の高い熱伝導率を有した高熱伝導タイプのベーマイトを開発いたしました。
　粒子径（サブミクロン～シングルミクロン）、粒子形状（立方体状、板状、鱗片状、針状等）の制御が可能です。
　熱伝導性フィラー、難燃剤、難燃助剤、補強材、研磨材等の様々な用途でご利用できます。

■特徴

• ・α-アルミナ同等の高い熱伝導率
• ・粒子径、粒子形状の制御が可能

■物性

• ・化学式：AlOOH（またはAl₂O₃・H₂O)
• ・真比重：3.04g/cm³
• ・溶解度：水に不溶、酸アルカリにほとんど不溶
• ・モース硬度：3.5～4.0
• ・分解温度：450℃で脱水
• ・屈折率：1.64
• ・色：白色粉末

■用途

熱伝導性フィラー、難燃剤、難燃助剤、補強材

■ラインナップ

詳細はお問い合わせください。

当社のアルミナは、形態制御されたベーマイトを500℃以上で加熱することにより、形態を維持したままアルミナに変化します。
また温度条件によって、γアルミナ、δアルミナ、θアルミナ、αアルミナとすることができます。
形態制御されたすべてのグレードについてアルミナにすることができます。

■特徴

• ・有機溶媒、酸・アルカリに強い
• ・硬度が高い
• ・融点が高い
• ・熱伝導率が高い

■物性

• ・化学式：Al₂O₃
• ・真比重：3.98g/cm³
• ・溶解度：水に不溶、酸アルカリにほとんど不溶
• ・モース硬度：9
• ・融点：2000℃以上
• ・屈折率：1.77
• ・色：白色粉末

■用途

• ・光輝材、熱伝導、研磨材

■ラインナップ