- タマブランⓇとは、水系のアルカリ剤としてご使用いただくために機能を最大限に発揮させるべく苛性ソーダの代替として開発された、全く新しいカルシウム系アルカリ剤です。
特徴
POINT① 高反応性
酸性物質に対し高い反応性を持ち、苛性ソーダ水溶液に劣らない中和能力を有しています。
- 酸性廃液に各種アルカリ剤を添加した時のpH経時変化
- 10wt%塩酸1m3の中和に必要な薬剤量(理論量)
POINT② 非毒劇物
水酸化カルシウムをベースとしたカルシウム系アルカリ剤であり、危険物や毒劇物ではありません。
POINT③ 排水規制物質 (重金属、フッ素、リン 等)の無害化処理
カルシウムによる排水規制物質除去能力があり、使用薬剤種類の低減やプロセスの簡素化につながります。
POINT④ CO2排出量低減
同量の酸性廃水を中和する際に使用する薬剤のLCA (ライフサイクルアセスメント)手法※によるCO2排出量が苛性ソーダ水溶液と比べ低減でき、地球温暖化防止およびSDGsに貢献できます。
※ 製品等におけるCO2排出量を定量的に評価する手法
POINT⑤ 優れたハンドリング性 (低粘度、低沈降性)
粘性や沈降性が制御された製品であり、これによりタンク内の撹拌頻度や配管のメンテナンス回数を削減できます。
POINT⑥ 作業性改善 (ろ過性の向上、脱水汚泥の含水率低下)
ろ過性の向上による作業時間の短縮や、脱水汚泥の含水率低下による廃棄物量の削減が期待されます。
物性 (代表値)
固形分 [wt%] |
液比重 |
粘度 (B型) [mPa・s] |
45 |
1.33 |
100~400 |
主な用途
- ・ 酸性廃水の中和処理
・ 重金属、フッ素、リンなど規制物質含有廃水の無害化処理
高反応性、高濃度、低沈降性を実現したカルシウム系アルカリ剤です。廃水中和に広く使用される苛性ソーダの代替アルカリ剤として使用可能です。非毒劇物化による安全性の向上と「pH調整」と「排水規制物質の除去」の2役の働きによりコスト削減を実現します。また、酸性廃水の中和処理に使用するアルカリ剤のLCA (ライフサイクルアセスメント) 手法によるCO2排出量を比較するとタマブラン®は苛性ソーダより低く、地球温暖化防止およびSDGsに貢献できます。
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